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嘘っぱちの人生

2011年04月04日 23:34

嘘をついたらいけません、って言われてわたしはとんでもない嘘つきに育ちました。

普段嘘ついてるくせエイプリルフールにはしゃいだのは、嘘だとわかる嘘をつけるからですね。本来嘘ってのは、嘘だとバレてはいけないものなのです。嘘は真実にしなきゃいけないよ。

嘘をつくのが極端に下手な人っているじゃないですか。
わたしはそういうひとを、純粋なひとだとかいいようには思えません。だって、そうやって思うシチュエーションの時点でそのひと嘘ついてるわけだからね。うまくつけない嘘ならついたらいけないし、誰かが傷ついてしまうのなら墓場まで持っていくべきだと思う。

わたしは嘘をつくこと自体が悪いことだとは思いません。ただ、バレるのは悪いことだと思う。隠す努力は最後までしなさい。

子どもを育てるにあたってはそんなふうに教えられないけど、世の中嘘だらけだし、そのひとつひとつに目くじら立てるよりも、嘘と本当を見分ける目だけ養って、嘘をできるだけ避けていけばいいことだと思うのね。そのうえで、その嘘に目をつぶることも時には大事だと思うのです。

誰も、誰かの100%を知ることは無理なんだし、逆に自分の100%をさらけ出す必要もない。そんなことしたら、うまくいくこともいかなくなる。八方美人は悪いっていうけど、自分の筋を通した上で、他人によく思われようとする努力ってのはするべきだと思うし、周りとうまくやろうとすることも大事。ただ、自分がついた嘘にのまれてしまったら、みんなに見放されるわけで。

とりあえずわたしが言いたいのは、バレバレの嘘つかないでくださいってことです。
いじわるして暴きたくなっちゃうからね。(んでちょっと凹む)
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チチカカ族のパレード

2011年04月11日 19:10

昨日の午後に行われてた高円寺での原発反対デモ。
Ustreamで生中継されていたので、どんなもんかなと見てた。2時間弱見てたはずだけどいつのまにか寝てた。すぴすぴ。視聴者は10000人超えてて、デモ隊も15000人ぐらいいたのかな。わたしのTL上では3人ぐらいしか見てませんでしたが。

日本でデモ、ってあんまり大きいの聞かなくて、たまーにテレビニュースで見ても、なんか暗い感じがして(失礼かもしれないけど)どうしてもこう、偏ったかんじが拭えない。けど昨日のは、わりと楽しそうでお祭りっぽかった。いろいろ楽器持ち込んだり、ラッパーが叫んでたり、もちろん黙って歩いてる人もそれなりにいるんだけど、オジサンオバサンがプラカード持って睨んでんのとは違う。何より、若者が多かった。交通規制してる警官たちも、そんな厳しそうなかんじしなかったしね。
大規模なデモっていうと、機動隊が出てくるような、大学闘争とか?のイメージだったんですが全然違った。

それを見て、ふざけてるとか、ノリで参加すんなとか言うひともいると思うんだけど、何であれ行動してるってのは評価すべきことかなとも思う。
正直、デモひとつで日本が変わる、なんて本気で信じてるひとはかなり少ないと思う。それをおしても、やってるんだからさ。やらないであーだこーだ言ってるよりはましかもしれない。

個人的に、原発は賛成でも反対でもない。というか、それを言えるほど知識がない。
もっと安全な代替エネルギーが十分に確保できる方法があるのなら、それに置き換えていってほしいと思うし、そうでないのなら、すぐに止めるわけにはいかない。まあそんなの、みんないっしょだよね。

それはいいとして、このデモはメディアに無視されるだろうと想像していても、やっぱりその通りじゃなんかつまんない。意表をついてくるテレビ局とかあったら面白いのに。
メディアの情報操作、イメージ操作ってのは、そろそろ通用しなくなってくるんじゃないのかな。これだけ情報が簡単に入手できる世の中になって、これからのテレビや新聞が何を提供していくべきなのか、もう少し考えてほしい。ネットの情報なんて、って言う人は(これ読んでるような人にはいないだろうけど)自分で取捨選択できない人間で、そんな人をいいように使って、規制された情報を流すのはやめてほしい。

そんなに言うならテレビや新聞見なきゃいいだろ、って話なんだけど、現にテレビ信者なおばかさんが身内にいるから仕方ないのです。ああ。

お前はもういかんざき

2011年04月16日 23:37

寝る前に「明日どっか行きたいなあ」と思ったので、御前崎まで行ってきた。

行きは下道を走ろうと思い、カーナビで見たら5時間かかると言ってきた。8時間ぐらいで滞在含め往復するつもりだったので、うなぎの線は消えた。浜岡原子力館にも行こうとか、浜岡砂丘に行ってひとりでお城つくろうとか思ってたけどそれも全部消えた。
そもそものスタートが11時半過ぎだったことも間違いだった……気もする。なめてた。

国道1号で浜松まで。
想像以上に愛知県を抜けるのは大変だった。名前を知っている市はいっぱいあったけど、位置関係はよくわかっていなかったので勉強になった。
静岡県に入ると(湖西市)左手に浜名湖、右手に遠州灘が広がってとてもいい眺め。ひとりでうわあうわあとテンション上がってた。いや、ここを通るのは初めてじゃないんだけど、やっぱり他人に運転してもらってるのとは違う。
ここらへんで新幹線が横を走っていった。ちょっと帰りたくな、らなかった。

大柳で右折し(←メモ)国道150号。
ここからが心折れそうだった。遠い。静岡県はほとんど行ったことないので、距離感がつかめない。磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、そしてやっと御前崎市。
やたら木がもこもこしてるなと思ったら浜岡原発。広い。このなかでも燃料棒がどう、とかやってるわけだ。いま地震きたら怖えな、と少し思った。

眠い眠いと思いながら走っていると御前崎町の文字。
「御前崎ヤシの木通り」と書いてあって、中央分離帯にヤシの木ずらっと。枯れた葉っぱがバナナトラップみたいに落ちてたから避けた。こうやってヤシの木が生えてる?のをみると、沖縄を思い出す。
結局、4時間ぐらいかかった。

駿河湾、遠州灘。
海のかほりがする……窓を開けるとすごい勢いで髪が飛ばされる、いやヅラじゃないです。
なんだか嫌なかんじがして、しかしとりあえず駐車場に車を停める。曇った日だったけど、わりと人は来ていた。

しかし、ここに来て思った。することがない。(いそいそとトイレに行った。)
春の海をみようと思ってここまで来たけど、目の前の海は、緑灰色に濁って、白い波だけがいくつもいくつもこちらにぶつかって音をたてている。
今日は格別に風が強いらしい。
車から降りる人々も、なんとはなしに見て、帰るかんじ。どうして来たんだろう。
おだやかな海を想像していたわたしは浅はかだった。だって、灘だぜ。遠州「灘」。そりゃ無理というものだ。

しかしここですぐに帰るわけにもいかず(気持ち的な問題で)だらだらと波を見る。
とそこに、背後から波が襲いかかってきた! ばっしゃーんと音がした。瞬間、背中べったべた。寒っ。周りの人に可哀想な目で見られる。うるせえ。
仕方ないのでその場でシャツを脱ぐ。サングラスにキャミソール、ジーパン。これが細いひとだったらいいんだろうけど、いかんせんむちむちなので車に戻る。
人が少なくて波も来ない場所まで来てから、車を降りてみると、ウインドサーフィンの群れ。
こんなに荒っぽい海なのに、小さい子どももノッてて、なんかもうすごいわ。ぼおっと見ていたらもう夕方。わたしは帰らなくちゃいけない。

シャツを乾かすためにゆるく暖房を入れながら、窓を開けて少し重い風をたのしむ。
御前崎の灯台は、寸胴。

帰りは高速に乗るために、牧之原まで。
風力発電も盛んなようで、工場の近くは小さい羽がずらりと並んで一様にクルクル、少し離れたところでは大きな羽が立って、ぐるーん、ぐるーんと回っていた。

落ちていく夕陽を見ながら車を走らせる。
なんとか2時間半ぐらいで家まで帰った。帰りは本当に眠くて「ねむいねむい!」と叫びながら飛ばした。

もう行くかわからないけど道は覚えた。
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ジンジャーエール

2011年04月25日 20:36

その店は、庄内通駅から歩いて五分ほどの距離にあった。大通りに面しているとは言え、人通りは少ない。群青から紺に変わりつつある空の下で、異様な存在感を放っている、そこはプールバーだ。

入るのを躊躇っていた。店の中にいるであろう人物に、会うべきか否か迷っていた。素知らぬ顔をして入っても、気づかれるだろうか。いや、気づいてもらえるだろうか。それとも、気づかれないほうがいいのだろうか。今更会って何になるというのだろうか。

脳裏に、彼の顔が浮かんでくる。しかしそれは、昨夜に見たインターネット上での写真だ。彼が自分に対して、どのように微笑っていたのか忘れてしまった。思い出せるのは、左耳にしていた蝶のピアスと、抱きつくと必ずふわりと香っていた何か。初めて唇を重ねたときの、熱くてとけるような感覚。

元気にしていたら、それでいい。それが見たい。
わたしは、一歩踏み入れた。

天井から流れていた水は、わたしの動きに合わせて一瞬止まる。わたしはそろそろと、その先に進む。すると、背後でまた水が流れはじめた。外と中の世界を遮断する、水の壁だ。振り返り、もう後戻りはできないと覚悟を決めた。
重そうな扉に手をかけ、自分の姿を確認する。あの頃より化粧も上手になったし、大人っぽい服を着ても浮かないようになった。ローファーで背伸びしていたはずのわたしは、いつの間にかヒールを履いている。

「こんばんは」
迎えたのは、自分より二つほど上の男の子だった。どうも、と軽く会釈をして、カウンターのスツールに腰かける。彼は厨房にいるはずだが、こちらからは見られない。

「初めてですか」
そうです、と言ったその声は掠れた。何か頼まなければ。
「ずいぶん入るのに躊躇っていましたよね」
それは、と言いかけて口をつぐむ。

「水が、流れていたから。プールバーってその」
「ああ、後ろにありますよ。ビリヤード台」

振り向いてみると、青と赤のビリヤード台が備えられていた。改めて見ると、そこそこ大きな店なのだとわかる。そしてその空間は、深い海のような青で染められているのだった。
「プールバーって、ビリヤードのことか」
てっきり、外に流れていた水のことかと思っていた。

「ビリヤードはすきなんですか」
いえ、やったことなくって。
「そうですよね、僕もここに入ってから覚えましたから」

「ここのスタッフさんは、みんなできるんですか」
彼が球を衝く姿を想像してみる。そんな話は一度も聞いたことがなかった。
「僕以外はみんな上手なんですよね」
なんだ。まだまだ知らないことがあったんだ、と思うと寂しくなった。しかし、考えてみればそれも至極当然のことだ。何せ彼と付き合っていた期間は、とてもとても短かったのだから。

すみません、と声をかける。
「モスコミュールをいただけますか」

三年前の冬、一目惚れをした。共通の友人が主催したパーティーだった。どうしても近づきたくて、必死で連絡先を訊き、自分からデートに誘った。その初デートの夜、まだ帰りたくないと駄々をこねたわたしを、彼は近くのバーに連れて行った。
お酒飲んでいいのと訊いたら、彼はだめだと言った。きみは、ジンジャーエールね。

スタッフの男の子は、ステアしたそれを、わたしの目の前に差し出す。あの日、彼はわたしの目の前で、他の人に気づかれないようにグラスをこっそり交換した。今日だけだよ、と言って微笑んでいた。

グラスを手にとり、唇をつける。口に含んだその飲み物は、ジンジャーエールのようで、でもどこか大人の味がしていた。彼がわたしに教えてくれた、初めてのお酒の味。少し大人に近づけた気がして、少しだけ大胆になれるような、でもやっぱり彼の前ではわたしはどうしてもおこちゃまだったのだ。

でも、今のわたしは違う。お酒も飲める大人だ。だから。

「あのう」
はい、と首を傾げた男の子に、わたしはゆっくりと口を開く。そのとき、奥の厨房から出てきたひとが、こちらに軽く頭を下げてわらった。
「どうしましたか」
いえ、なんでも、と言いかけて口をつぐむ。そして続けた。

「ジンジャーエールください」
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